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discotortion 4th album

以前活動していたバンドは 地元の聖地COUNTER ACTIONと 下北沢SHELTERがホームグラウンドかのごとく活動しました どちらもあぐらをかける様な場所ではなく神聖な道場の様でした

SHELTERの上手にある楽屋への 入り口のドアが大嫌いでした

そのドアはライブ中開いていて 先輩達の剥き出しの牙と 鋭い眼光が並んでいます

2曲目までに上手のギターアンプから そのドアまでの空間の主導権を握らなければ 後の30分その眼光に悩まされる事になるか 呆れた眼光は消えて無くなります

learn it from alone vol.2
naht
nails of hawaiian
lead sled

塚本純さんにこの日初めてお会いしました
牙は剥き出しで気さくに話しかけられる雰囲気は全くありませんでした

カワイセイキ、ヒラオジュン、ツカモトジュン、牙は剥き出しで 同じ眼でした アマノさんは独特 ちょっと違う雰囲気で タカヒロくんは物腰も口調も柔らかいのに 眼が笑ってない1番アウトなパターン

後に純さんは何処にも居場所がなかった人達の集まりと称していました

この先輩達の眼光の中でライブをしていたので 今だにライブが楽しいという感覚はありません 修行です  常に面接というか 常に試験

ココロが崩壊しそうになり

ドアを締めたいと何度も思いました
ホントに怖かった
チンピラのそれとは違います
アゲ足を取ろうとしてるわけでも無い
失敗を望んでいるわけでも無い
試されてるというか
見透かされている様な
仏像の前に立った時の感覚と一緒です

熱心に観に来てくれた方には申し訳ないんですが前を向く前に まずドアの前を掌握しなければいけませんでした それが済んでやっと前を向いて演奏出来るんです

でも
100日練習するより1日ステージに立って眼光と戦ったほうが遥かにたくさんの何かを貯める事が出来るんです

その何かを貯めた事で 今作、塚本純 召喚が可能になったんだと思っています

過去に根本潤、魚頭圭を召喚出来たのも 今、林哲也、服田達也が腕になってくれているのもその何かを貯めたからなんだと思っています

その何かを貯めてる最中のオレを 最初から今までずっと観てきた大きなヤツが力を貸してくれました 彼は オレよりも遥かに多くの先輩達の眼光と対峙し スキルも度胸もとうに抜かれて 前を歩いていましたが 声をかけると眼を丸くしてやりたいと 後ろを振り返ってくれ オレの眼光になんぞは臆することもなく いつもの蛯名啓太節を 録音してくれました 歌詞も付け足してくれて 後半部分の唄は彼に任せました この曲を札幌節にしたのは彼の功績

レコーディングの後半
壁を超えられず頭を抱えていた時 水玉さがしのレイトショーを聴きました すぐにフレーズが出てきて 即オファー 即承諾 即レコーディングでした 1週間くらいの出来事だったかもしれません この声の裏にあった ハヤシテツヤの超絶ギターソロはカットでした マンネリ化した爆音の中に 水玉よしこさんの艶のある声が違和感として存在し 今までとは違う雰囲気の曲に仕上げることが出来ました 違和感であって欲しかった筈の声はミックスで何度も何度も繰り返し聴くうちに必然になりました

純さんとのレコーディングは20数年間頑張って何かを貯めたご褒美でしたここでたくさん書いてみんなに知ってもらうのはやめました ご褒美なのでオレだけの想い出です

ラーメン二郎札幌店にも行きました 超嬉しそうに写真を撮る純さんを見て 牙ってなくなるんだなと思いましたが その後のスタジオで牙全開剥き出しでレコーディングし出してスタジオが冷ややかな空気になりました オトナになると牙は出したり隠したり出来るんだなって思いました 終わった後 振り返るとラーメンおじさんに戻っていてもうラーメンの話しかしませんでした

オレは頭の中に構築された曲を あえてメンバーには説明しません コモさんはなんの説明も補足もしないオレに毎週火曜21-24時のスタジオに 必ず毎週付き合ってくれました 納得がいかないと一言も喋らず終わる日もあったりで 大変だったと思います ありがとう

エンジニアとミックスを毎回担当して頂いている 近田潤さんもゴールデンウィーク明けからお盆まで 殆どの日曜日をオレと過ごしてくれました このパート3db上げてくれとお願いし家に戻って聴き直すと1.5dbくらいになっている時があります笑 そういう時はオレの常識が逸脱しているんだなと 素直に従います 聴きやすく仕上がったのは潤さんのおかげです お疲れさまでしたありがとうございました

アートワークは drive like jehuのRick Foberg
discotortionのアートワークを手がけるのは 伝統だからといって快諾してくれました こっちのレコーディング中 hot snakesのレコーディング終わったぜって連絡来て嬉しかったな

タイトルは梅田学
影切と描いて何と読むか なんでそう読むのか オレとウメちゃんだけの想い出 メンバーも知らない笑

ポスターの文章やリリースインフォは市橋勝茂 オレのケアというか 個人的なマネージャーというか笑 しっかりしてるのに発想が面白いしとにかく頭の回転が早い 手売り分108枚も彼のアイデア 煩悩の数

デジパック開いて左側の写真は明瀬由紀
ユキちゃんの写真の白いとこ大好き 黒いとこじゃなくて白いとこ 綺麗な白 この白、他にいない

マスタリングエンジニアは阿部さん
この人の脳の構造と耳を一度借りたい どう聴こえてるんだろう マトリックスみたいに見えるのかな 2dを3dに出来る人

オレ、レコーディング前に機材売り払って買ったシンバル 、松田奈穂さん大阪の1回目のライブで叩き割ったから… 次キツめにセクハラします

林哲也と服田達也は
レベル10の魔法使いの旅の途中にレベル99の戦士と僧侶が付いてきてくれてる状態なので 言うことないっす 強すぎて 笑っちゃうみたいな感じ いや違うな オレ僧侶かな 僧侶だ テツ戦士じゃねーな ベイビー魔法使いかな 賢者だな賢者 テツ旅芸人な

歌詞カード 付いてます 細川裕平ワールドです
是非読んでみて下さい こんなヤツ他にいないと思います ここまで暗いヤツも中々いないと思いますけど

最後の曲ゼロくんにギター弾いてもらうつもりだったんですが 休憩中だっていうんで 爆音鬼のシャツ着て弾きました 休憩終わったら録り直してもらおう

あと
いつも刺激をくれるCrypt City と西村くんに感謝

chant からのburning chants

売ってくれる方
聴いてくれた方
感謝
ありがとうございました
では

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