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Discotortion 2nd Album
” 空谷ノ歪音 / クウコクノキョウオン “ 2011.02.14 リリース!!

[TRACKLIST]
1.蛹肌サナギハダ
2.影向ヨウゴウ
3.乞丐カタイ
4.日々明暮サクリファイス
5.海之神河之神イノンノ
6.塊ランプ
7.黄土色オウドイロ

¥1,800 (tax in) / FINE TUNING! #23

5年振りとなるアルバム「空谷ノ歪音 / クウコクノキョウオン」遂にリリース!

 リズムマシーンを使ったBIG BLACK的なスタイルから出発しBONESCRATCH〜BLACK FILM DANCEのチカダとCOWPERS〜MOONWALKのコモリを加えて発表された2006年のファースト・アルバムからさらにメンバーを増やしツイン・ドラム編成の5人組という最強の布陣で挑んだ新作アルバム(タイトルの命名は200MPHのウメダによるもの)

 ザックリと突き刺さるような極悪のシンコペーション・リフによるデス・ディスコ・サウンドにL!EFでも活躍する女性ドラマー、マツダナオと初代ヴォーカリスト以上に呪術的なパフォーマンスをみせるホソカワユウヘイが加わってさらなる厚みと音圧を手にしたdiscotortion。
 ギターにキーボード、いや、下手をすると楽器無しでも超エキセントリックなステージングを可能にしてしまうチカダがさらに自由に硬質なドラミングでデス・ディスコ・サウンドを支えてきたコモリとバリトン・ギターでひたすらリフを叩きだすカズトモのリズム隊もさらに重くグルーヴできるようになった現在の彼らは札幌屈指のライブバンドのひとつ。

 その圧巻のライブの熱を見事に音源に落とし込みつつレコーディングならではの音像も加えることで、本来我々が耳にすべきdiscotortionの全貌を見せてくれた傑作。
 その具現化にはL!EFからマツウラヨシタケ(ギター)そしてメンバー各人の前身バンド時代から共鳴しつづけ現在Zで活動を共にするネモトジュン(サックス)とウオズケイ(ギター)もゲスト参加により強力サポート。
 また前作同様、録音〜ミックスはチカダジュン(AEROSCREAMで活動する他札幌の数多くのバンド達の録音や撮影も手がけている)
アートワークは現OBITS、元PITCHFORK〜DRIVE LIKE JEHU〜HOT SNAKESのヴォーカル〜ギターのみならず各作品のジャケットも自ら手がけるアーティストとしての顔も持つリック・フロバーグの手によるものとなっている。

 すでに「洋楽」とは断絶した現在の日本のシーンにあって90年代をどっぷりとアメリカのインディー・シーンにハマッて生きてきた面々の血と肉となった本物以上に本物となったジャンク・サウンドは当時の生き証人として現在も活躍を続けるSHELLAC(スティーヴ・アルビニ)やMELVINS等とシンクロする殺意を帯び、ニューウェーヴが本来持っていた冷たさや毒気にヘヴィーロックやそれこそハードコア・パンクの重さと熱量がかけ合わさった狂おしいまでにねじれた異形サウンド。
 まさしくインターネットの普及によって世界とつながった錯覚に陥り孤立と弱体化の一方をたどる現在の日本の音楽シーンに振り下ろされる鉄槌。
 奇しくも岡本太郎生誕100年を記念する2011年2月にこの世に放たれる爆発(実際に岡本太郎記念館の梵鐘「歓喜」の音を使用した曲も有)
(text by 市橋勝茂 / イチハシカツシゲ)

■GUEST PLAYER■
●マツウラヨシタケ from L!EF
ギター on 乞丐カタイ
●ネモトジュン from Z / hununhun
サックス on 日々明暮サクリファイス
●ウオズケイ from Z / AS MEIAS
ギター on 海之神河之神イノンノ

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